永眠
梅雨が明け、猛暑日に入った先週の日曜日
父が亡くなった。
2か月くらい前かな?物が呑み込めなくなって
入院したと知らせが来た。
喉の病気なのかと最初は思ったけど
認知症が進むと、食べるとか、呑み込む、
がわからなくなってしまうこともあるらしい。
もしくは、呑み込むことができないとは
筋力の衰え、即ち生きる力、生命力が
もう衰えてきているのだと、友人に言われて
私はやっと、状況を理解することができた。
眠っている時間が長くなって。
弟やのりちゃんが声をかけても、起きないこともあるらしい。
話してる最中にす~っと寝てしまうこともあると・・
そんな風に寝ている時間がどんどん長くなって
人は永遠の眠りにつくんだな。。。
6月
母とりえと、父に会いに行く。
もうとっくに認知症だから
まともな会話はできないけど。
母やりえが声をかけえると眼をあいた。
手を握ると、強く握り返してきた。
父はず~っと笑顔だった。
ただ手を握り返し、ただ笑顔を返し
スローモーションの映像でみているような
なにかもう
父とは、別の存在のようにも思えた。
母はとても力強い声で繰り返す。
「じいちゃん、がんばんだよ!がんばんだよ!」
父の日々とは、今、どんな感覚なのだろう。
点滴で、もう食事はしてないから
声をかけられ目を覚まし、また眠りにつく
ずっと、夢を見ているのだろうか。
2019年7月28日
父は永遠の眠りについた。
呼吸が荒いと病院から言われて
弟が会いに行った直後だった。
身内の人が会いに来ると、そのあとすぐ
亡くなる方多いんですよと、病院では言ってたらしい。
待っているのかな
そして、安心するのかな。。